日本政策金融公庫は創業前段階の融資先で女性起業家の人数を調査し、その結果を公表しました(沖縄除く)。それによると、2022年4月から9月の創業前融資先(全体)に占める女性起業家の割合は全国平均で27.8%となりました。
都道府県別では以下が上位10県となっています。
【1位】福島県 | 44.2% |
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【2位】徳島県 | 42.9% |
【3位】香川県 | 40.6% |
【4位】宮崎県 | 40.2% |
【5位】福井県 | 39.3% |
【6位】長崎県 | 38.2% |
【7位】富山県 | 38.1% |
【8位】岐阜県 | 37.1% |
【9位】長野県 | 36.9% |
【10位】愛媛県 | 36.4% |
一方、最も女性起業家比率が低いのが滋賀県で20.0%となっています。また、女性起業家比率が高い都道府県ほど女性の賃金水準が低い傾向があるようです。
具体的にどのような業種での起業が多いのでしょうか。女性が創業する業種で最も多いのはサービス業で、美容室や理容室、ネイルサロン等が含まれます。次いで飲食店や宿泊業が多く、全般的に接客・サービス業が多いことが分かります。
(参考)日本経済新聞社